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執筆者の写真服部博明

第88回鳥取県西部消化器超音波研究会で講演しました


鳥取県西部消化器超音波研究会

第一三共さん共催の鳥取県西部消化器超音波研究会で講演を行いました。

医師の生涯教育の点数が付与される会でもあり、医師の参加が多い会ですが同時にタスクシフトの流れで超音波検査に携わる臨床検査技師も参加できるように広報してもらって開催しております。(中国地方限定)



今回は、基本を見直すプローブ走査がテーマでした。

プローブの持ち方はみなさん、意識されていますでしょうか?

意外とこの持ち方により描出できる画像の幅は大きく異なりますが、どのような持ち方が良いとかそういったことはしっかりと語られることがないように思います。

以前オンラインセミナーでも語ったことはありますが、ブラッシュアップした内容をお話しました。


たかが持ち方、どんな持ち方でも良いと思われるかもしれませんが、それでも基本型を作り、その基本型にはどういった意図があってその持ち方になっているかを理解することで、大事なポイントをおさえた応用の持ち方ができると思います。

私が伝えるのは「服部流」ですので、他の方法でうまくやっている方がいらっしゃれば否定はしませんが、誰かに教えるときに何がポイントでどういった効果をもたらすのかを伝えられるものを意識しております。


思い返せば私は小学校~高校の間、剣道部に所属しておりました。

剣道には日本剣道形という段位を取得するときに求められる所作があります。

これは学生にありがちなスポーツ剣道のような勝てば良いというものではなく、所作の美しさが求められます。学生のスポーツ剣道は若さゆえの体力や身体能力によって打突をはなっているのですが、長年研鑽した達人の武道としての打突はたとえ高齢となって俊敏性がなかったとしても驚くほど綺麗にきまります。

竹刀だからあてたら1本となりますが、もし真剣なら、おそらく学生の打突では斬ることができません。達人の打突はあてているのではなく斬っています。

これがプローブ走査にも言えるのではないかと考えています。


プローブ走査について、この講演そのままでも、以前のオンラインセミナーのそのままでもない動画を当ラボでさらにブラッシュアップしてお届けすることを検討しております。


どうしても学会では学術の場なので大学病院や総合病院での「精査」の話がメインとなります。しかし、それはある意味「応用編」で土台となる「基礎」ができていないとせっかく学会で得た知識を活かすことができません。

まずは「基礎」を、土台をしっかりと構築することが診療に貢献できる超音波検査につながると服部は考えています。

その土台作りとして、当ラボやくまのこ検査技師塾を活用してもらえたら嬉しく思います。





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